SGI Indy では、コマンドモニタに入ったところで
bootp(): |
と入力すれば、linux が起動して Debian ソフトウェアのインストールが始まります。 インストーラを正しく動作させるには、 環境変数 netaddr の設定を解除しなければならないこともあります。 これにはコマンドモニタから
unsetenv netaddr |
とします。
Broadcom BCM91250A 評価ボードでは、Debian インストーラをロードし起動するのに、 SiByl ブートローダを TFTP 経由でロードしなければなりません。 ほとんどの場合、始めに IP アドレスを DHCP 経由で取得しますが、 静的アドレスを設定することも可能です。 DHCP を使用するためには、CFE プロンプトで以下のコマンドを入力します。
ifconfig eth0 -auto |
いったん IP アドレスを取得したら、以下のコマンドで SiByl をロードできます。
boot 192.168.1.1:/boot/sibyl |
この例の IP アドレスを、使用する TFTP サーバの名前や IP アドレスで 置き換える必要があります。 いったんこのコマンドを発行すると、インストーラは自動でロードされます。
SGI Indy では、コマンドモニタの bootp(): コマンドにブートパラメータを追加します。
bootp/dhcp サーバの方から名前を与えていない場合は、 bootp(): の後に 起動させるファイルのパスと名前を与えることが可能です。 例:
bootp():/boot/tftpboot.img |
さらにカーネルパラメータは append を通して渡せます:
bootp(): append="root=/dev/sda1" |